8月例会 成功裏に終了しました。


チェチェン連絡会議の8月例会は趣向を変えて、日曜の午後を飲食ありのパーティーで
行いました。再出発パーティー、参加者は21人でした。新しい方が、来て下さり、興味深い
報告もあって、楽しく、充実した会となりました。



お誘いのチラシPDF版

日時:8月26日 13:30〜16:30
会場:大久保地域区民センター 3F 調理室
会費:1500円
〒169-0072 東京都新宿区大久保2丁目12番7号

会場について
地図
区民センター電話: 03-3209-3961

 カフカス・中近東でフィールドワークをされている、Tさんのチェチェン、パンキシ渓谷、ダゲ
スタン、トルコなど、カフカス地域の最近状況を、ご報告いただきました。

 チェチェンの映像作家・アートセラピー活動家ザーラ・イマーエワさん招聘企画の近況が
報告されました。

 ビデオの上映を行いました。
「スワネチアの塩」 1931年 55分 グルジア映画  作品解説PDF版 (会場で配布した改訂版)
この作品は、YouTubeに幾つかアップロードされていますが、おススメはこちらです。全編が
見られます。

ミハイル・カラトーゾフ(1903-1973)というソ連の映画監督という映画監督がいます。1957年に
カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した「鶴は飛んでゆく 日本公開時旧題 戦争と貞操」
という作品が、最もよく知られています。

彼は、もともとグルジア人で、本名は、ミヘイル・カラトゾシヴィリといいました。今回、
ご紹介する「スワネチアの塩」は、日本では大スクリーンで上映されたことがありません。カラ
トーゾフについて語られるとき、よく言及される割に、実際見たことがある人は、とても少ない
のでは、と思います。

映画史の中では、無声映画期の最後を飾るドキュメンタリー映画の傑作の一つとして認知され
ており、もっと評価されて良い作品です。今回お見せする版は、アメリカで、もう一つの同時代
の傑作、「トゥルクシブ」と同梱されて発売されているヴァージョンで英語の字幕が附されています。

スワネチアは、大カフカス山脈の南側の最辺境でグルジアとアブハジアの境界に位置する地域
です。スワン人は、キリスト教徒ですが、チェチェン人とも共通する、帯刀帯銃の文化をもち、
銃眼を巡らした石塔に護られた村落共同体に暮らしています。


最終更新:2012/08/29