2008年秋 グローズヌイ市立第9病院神経外科医局を足場に口唇口蓋烈乳児の診察をするバイエフ医師

ひさびさにハッサン・バイエフ医師と電話連絡ができました。今年に入って何回も連絡を試み
ていたのですが、なかなかつかまりませんでした。まず、日本の皆様にくれぐれよろしくと。

昨年秋に、ICCC(チェチェンの子どもたち国際委員会)が閉会したことのついて話し合いま
した。予想通りなのですが、ハッサンは、継続を主張したのですが、創立したメンバーが、自
分たちの高齢化、家庭状況の変化、ハッサンが1年の大半をチェチェンでの活動に割いている
状況などから、解散という道を選らんだ。まだまだ、やらなくてはならないことが沢山あるの
に本当に残念だと語っていました。

ロシアやチェチェンで再法人化を図っても、賄賂や私物化がすぐ始まるので、それも危険で
やれないし、再構築には苦慮しているとも語っていました。

チェチェンの国内状況については、とにかく人材不足の一言に尽きると。国立子ども病院も
新しい病院建設が完了したが、はいった医療機器を有効に動かす人員が足りず、立ち往生し
ている。

現在、チェチェンはロシアで最高の出生率で、赤ん坊が生まれているが、新生児の死亡率も
ロシア最高をマークしている。

優れた医療チームを派遣してくれる日本の組織/機関はないものだろうか?日本との往復旅費
までは負担できないが、チェチェン滞在中の費用は、チェチェン側で、かき集められると
語っていました。

2013.02.07.